単身赴任中で飲酒量が増えている
1年前に単身赴任で転勤になってから生活上のストレスが増大し、その発散のために徐々に酒量が増えてきました。外に飲みに行くこともありますが、最近は妻の目が届かないのを幸いに、自宅でも日本酒を毎晩3合ぐらい晩酌しています。1人でいると休日は手持ち無沙汰で、昼間から酒を飲んだりもします。毎晩のように飲んでいるせいか、最近ではアルコールが入らないと眠れないようになり、疲れが抜けない感じです。イライラすることも増え、ついつい家族や部下にきつくあたってしまいます。このままではよくないと思い、相談しました。
男性/50代
2021/12/21
単身赴任で転勤になり、職場環境の変化だけでなく、毎日の生活そのものが大きく変わり、日々大変なことと思います。単身赴任の方は、家族と同居の方に比べて、ストレスを発散するコミュニケーションの機会が少なくなりがちです。そのため、ひとつのストレス発散に偏りがちになり、たとえばアルコールなどの量が、知らず知らずに増えているということも珍しくありません。
ストレス発散のために飲酒する場合、適量であればいいのですが、度を越してしまうと、体にも心にも大きな負担となります。日本酒の場合はせめて2合、できれば1合以下にとどめ、時間も夜11時以降は控えたいところです。お勧めするのは、アルコール以外の方法で、日々のストレスを発散されることです。休日の過ごし方も、可能な限り家族といっしょに過したり、スポーツをして過ごす“休肝日”にするなど、できるだけ多くの選択肢を用意することから始めてみましょう。大切なご家族や部下の方々との関係を守る意味でも、お酒以外の楽しみを探してみてください。
また不眠に対してアルコールで対処すると、かえって良質な睡眠がとれなくなります。アルコールを多く摂取した場合、眠りが浅くなり、疲れが取れにくくなるのです。お一人で飲酒量をコントロールするのはなかなか大変かと思います。電話やメールなどを活用して身近な方に節酒宣言するなど周囲の方の協力を得ながら、生活習慣を整えていきましょう。 ただし、今後も、なかなかお酒の量が減らせなかったり、不眠や疲労感、イライラ感があるなど心身の不調が続いたりするようであれば、専門機関(心療内科等)でご相談されることをお勧めいたします。
回答者
保健同人フロンティアメディカルチーム
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