Question

休みがちで一人暮らしの部下への対応

部下への対応について相談させて下さい。1ヶ月くらい前より、体調を崩して休むことが増えてきました。毎回連絡の電話はありますが、1週間に2日くらい休んでいます。一度面談をしましたが、「大丈夫です。これから気をつけます」と言うものの、その後も同じ状態です。仕事はあまりはかどっていない様子です。同じ年代の同僚に様子を尋ねたところ、最近失恋をしたことでひどく落ち込み、「生きる望みがない」などと口走る時もある、とのことです。家族から離れて一人暮らしであるのも心配です。病院に行かせたほうがいいのでしょうか。また家族に連絡をとった方がいいでしょうか。その他、対応について気をつける点などがあれば教えて下さい。

(40代男性)

男性/40代

2021/12/21

Answer

一人暮らしの部下の方が、1ヶ月くらい前から体調を崩しておられるのですね。毎回連絡の電話はあるものの、欠勤が多く気にかかっておられるとのこと。心配ですね。



「生きる望みがない」という言葉も気になります。一度面談をされたとのことですが、心配な状況が続いており、周囲のサポートが受けにくい生活環境ですので、もう一度面談をされる必要があります。



面談では、欠勤の頻度や仕事の遂行状況など業務上確認すべきことについて、これまでの経過にもとづいて、現状確認と2週間後の目標をお二人でよく話し合います。そして2週間後を目安にまた面談の約束をしてください。2週間後、2週間の間の仕事ぶりを話し合われ、やはり業務上差しさわりがあるということであれば受診をお勧めいただくと、実情に基づいた説得となるため、本人の納得を得やすいでしょう。



ご家族に伝えるかどうかについてもその際にご本人とご相談ください。面談時の対応ですが、部下の方に「元気になって活躍して欲しい」と思っていることをお伝えいただくことと、部下の方の体調云々や病気かどうか、ということよりも、業務上差しさわりがあるかどうかに焦点をおいてお話することにご留意ください。客観的な判断の基準ができることで、話がスムーズに進むことでしょう。

回答者

保健同人フロンティアメディカルチーム

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