暑い時期、弁当による食中毒が心配
春からの独り暮らしをきっかけに、節約とダイエットを兼ねて弁当作りをしています。ただ、最近は暑い日が多くなり、食中毒が心配です。
男性/20代
2021/12/21
食中毒は、「細菌」や「ウイルス」などによって引き起こされる病気で、一年を通じて発生しています。細菌が原因となる食中毒は、気温が上昇する6月から8月に多く発生します。食中毒は、家庭での調理でも発生しますので、食中毒を防ぐためのポイントを知り、安全においしく食べましょう。
食中毒の原因となる細菌は、肉や魚などの食材、食器用スポンジやふきん、まな板などに付着しやすく、いろいろなところを触る自分の手にも付着しています。細菌をつけない、増やさない工夫が大切です。
◎原因菌をつけない工夫をしましょう
手洗いは、腕時計や指輪を外して行いましょう。トイレや調理以外のことをした後、肉、魚などの生鮮食品に触れた後、そして調理や盛り付け前にも手洗いをします。
まな板や包丁、調理中の箸などは、生ものと加熱したもので別にするか、そのつど洗うかしましょう。
◎細菌を増やさない工夫をしましょう
弁当は、水分が多いと細菌が増えやすくなります。おかずの汁気をなくし、湯気で水滴ができないよう、冷えてからふたを閉めましょう。
生野菜や果物は、しっかり洗い、水気を切ってから詰めます。
弁当は、なるべく涼しい場所に置きます。保冷剤やクーラーボックスなどを活用するといいでしょう。
また、弁当箱のパッキン部分は汚れやすいので、分解してしっかり洗い、水気をなくしてから使いましょう。
◎加熱処理で細菌を退治しましょう
肉や魚は、中心までよく加熱し調理します。卵焼きや冷凍食品もしっかり火を通しましょう。
回答者
保健同人フロンティアメディカルチーム
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