Question

子どもを叩いてしまいたい衝動にかられる

4歳の子供がいます。いつもは子どものことがかわいくてしょうがないのですが、ささいな行動でイライラしてしまうことがあり、叩いてしまいたい衝動にかられます。このままでは本当に叩いてしまいそうです。どうすればよいのでしょう?

女性/20代

2021/12/21

Answer

4歳にもなれば、自分なりの興味や考え方を持つようになり、そう簡単には言うことを聞いてくれなくなりますよね。日々すくすくと成長する我が子は、何ものにも代えがたい宝だとわかっていても、止められない感情に支配されそうになってしまうのですよね。


あなたがお子さんを叩いてしまうかもしれないと感じるタイミングに、周期はありますか。女性は、一定の周期でホルモンバランスが変化し、生理が始まる1週間くらい前は、イライラすることも多く、肌荒れや頭痛などの症状も見られます。そのような心当たりはないでしょうか。また、お子さんとは別の方とのトラブル、例えばご家族とのいさかいや他の方とのご関係などでストレスがたまり、そのはけ口としてお子さんに向かっていることはありませんか。そのような理由であれば、予兆を感じお気持ちがたかぶりそうなときは、ご家族にも協力をお願いし、なるべくお子さんとの距離を保ち、心を鎮めるのを待つようにしてください。おひとりでつらい時はご友人や身近な方に話して、気持ちを楽にする工夫をしてください。


そして、お子さんのささいな行動でイライラされるようですが、具体的にはどのような行動なのでしょう。食事の際の行儀が悪いのであれば、きちんとしたマナーを見せて正さなければなりませんし、貧乏ゆすりのようなくり返される漫然とした動きが気になるのであれば、それも注意したほうがよいでしょう。いずれもそのような行動は数回注意しただけで直るとは考えられません。「注意するのは一日1回、しかも短く」を心がけ、根気よくつき合うことで改善が見られるようになることが多いものです。これも、できればご家族など身近な協力者を得ることで、長続きしやすくなります。しつけについては、保育園や幼稚園の先生にも相談するとよいでしょう。


いちばん大切なのは、あなた自身が生き生きと輝き、充実した生活を楽しむことだと考えます。子育てはたいへんなことですし、我慢や忍耐を強いられることも多いのも事実です。しかし、そのことに捕らわれすぎると、余計につらくなってしまう可能性もあります。


あなたはお子さんの人生の伴走者であると同時に、あなた自身の人生の主人公でもあり続けてください。そのようなお母さんを見て、お子さんも安心して背中を追いかけていくはずです。周囲の力を借りながら、気長に、ゆっくりと歩んでいきましょう。

回答者

保健同人フロンティアメディカルチーム

関連するキーワード

感情コントロール
子育て
本サービスに掲載される情報は、医師および医療専門職等の監修の元、制作しております。監修者一覧および元となる情報はこちらからご参照ください。
みんなの家庭の医学 アプリイメージ
アプリでも

みんなの家庭の医学

歩数ゲームやデイリーアドバイス、無料健康相談が利用可能

QRコード

※ご所属先が本サービスを契約いただいている場合のみご利用いただけます。