娘を感情的に叱ってしまう
2歳になる娘はかぜもあまりひかず育てやすいほうだと思っています。それなのに、朝から夜までいつも二人きりでいるとイライラし、つい感情的に叱ってしまうことがあります。叱った後、娘の顔を見ると悲しくなります。私は母親として失格なのでしょうか?娘に優しく接してあげたいです。
女性/30代
2021/12/21
どのような相手であっても片時も離れない日が続けば、正直しんどさも感じることでしょう。とくに育児中は母親自身のプライベートな時間がとりにくく、こころにも余裕がなくなりがちな環境になりやすいです。余裕がないと些細なことにイライラし、つい感情的になってしまうのも無理はありません。叱られた後のお子さんの顔を見て、あなたが悲しい気持ちになるように、イライラする感情があるのは自然なことです。まずは、そのことでご自身を責めないでくださいね。
先にお伝えしたように、プライベートな時間がとれないことはこころの余裕を失い、イライラをつくる原因になり得ます。ご相談を拝見していると、あなたは四六時中お子さんと生活を共にし、一人の時間を楽しむ余裕はないご様子です。まずは、その余裕を取り戻すためにも、お子さんと離れる時間をつくってはいかがでしょう。ご両親や友人にお願いして、預けたり託児所を使うなど、どのような方法でも構いませんので、「いつも二人っきり」という状況から抜け出すことが大切のように思います。
お子さんを預けることに、子育てを放棄するというようなやましさや、子どもがかわいそうと感じるかもしれませんが、それは母親と子どもがよりよい関係を築くためには必要な時間ではないでしょうか。母親も一人の人間ですから一息つく時間がなければ、ストレスもたまってしまいます。そこで無理をして母親であることを続けるよりも、一度ゆっくり休む機会を設け、心に余裕をつくることを試してみませんか。イライラしたお母さんとずっと一緒にいるよりも、多少離れている時間があっても、お子さんはお母さんの笑顔をきっと望んでいますよね。
時代は大家族から核家族へ、近所の世話好きなおばちゃんは見かけなくなり、昔よりも子どもを育てにくい環境なのかもしれません。マンションという密閉された空間に母子二人、息が詰まるような想いで子育てをしているお母さんも少なくないように思います。それゆえに、そのような現状に警笛を鳴らし子育て相談ができる機関も増えてきました。そういったな機関で相談したり、母親セミナーや教室で思いを分かち合える友達をつくってみるのもひとつです。滞っているように感じる日常生活に、新鮮な風を運んできてくれるでしょう。
そして、ぜひご主人にも協力してもらってください。新たな風をわが家へ運ぶためには、ご主人の協力が必要なはずです。もちろん、時にはあなた自身が外の新鮮な空気を吸うために、ご主人にお子さんを預けてもいいと思います。お子さんと楽しい毎日を過ごすためにも、息抜きの大切さを忘れないでくださいね。
回答者
保健同人フロンティアメディカルチーム
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