外で子どもを叱ってしまう
公園などで娘がかんしゃくをおこすと人の目が気になって、強く叱ってしまうことがあります。家ではのびのびと過ごさせていると思うのですが、外では早く家に連れて帰りたい気持ちが強くなって、うまく自分をコントロールできません。このままでは虐待をしてしまうのではないかと不安です。
女性/20代
2021/12/21
家の外で泣き叫ばれて、早く止めさせなきゃと焦る気持ち、つい強くなる口調。誰もが経験のあることと思います。このような状況が続くと外出をストレスに感じてしまいますよね。いつも心穏やかな母親でいたくても、かわいい半面、お手上げの時もあるでしょう。まずは、日々の子育てに奮闘しているご自身を労わってくださいね。
おそらく、娘さんは自己主張できるように成長したけれど、まだまだ気持ちを言葉で表現するのが難しい年ごろのようです。ただ、かんしゃくは成長の証でもあるので、見方が変わるとストレスが和らぐように思います。
かんしゃくをおこす理由としては、例えば、疲れや空腹など生理的なものや、気持ちが伝わらない苛立ちを表現している(コミュニケーションスキルの習得中)などが考えられます。まずは、娘さんの感情に釣られてしまわないように注意しましょう。
そのうえで「まだ遊びたいのね」と気持ちを受け止めつつ、「でも、もう少ししたら帰ろうね」と次の行動や心の準備ができるように言葉で伝えてみてください。このように、見方を変える一方で、子どもはかんしゃくをおこすものと思えるようになると、少し心が軽くなるのではないでしょうか。
子育てに正解はなく、子どもの性質によって悩みも異なります。そうしたなか、不安な気持ちを抱え続けるのはしんどいですよね。みなさん、大なり小なり手を焼いた経験があるでしょうから、身近な方に話を聞いてもらうことも方法です。
保育園や幼稚園に通っていれば担任の先生、また、地域の子育て支援センターなどにも相談できます。体調の心配があれば、かかりつけの小児科医への相談も良いでしょう。専門家から具体的なアドバイスやサポートをいただけると、自分の子だけではなく、ほかの親御さんも同じように悩んでいることがより身近に感じられると思います。
最後に、虐待を懸念されているとあったのは少し心配です。日ごろ愛情深く、一生懸命に娘さんを育てられている姿が想像できますが、頑張りすぎていないでしょうか。今のままではしんどいと思われたら、不安な気持ちを家族や先にお伝えしたような専門家に話してみてください。誰かに話すことで心が軽くなり、負担が和らぐこともあります。
わが子の成長は喜びと活力の源ですが、ご自身に心身の疲れを感じるようなら、こまめに休息したり、家族に協力を頼んだり、託児サービスの利用などで気分転換を図ってみることも有効です。公園遊びがしんどい時は、ご主人に代わってもらっても良いでしょう。
ご主人はもっとも身近なサポーターと言えます。お子さんがあなたに甘えるように、大変な時はあなたも誰かを頼りながら過ごしてくださいね。
回答者
保健同人フロンティアメディカルチーム
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