Question

1年を振り返ると落ち込む

12月になると、「この1年間何をやっていたのだろう」と落ち込みます。毎年目標を立てるのですが、それを達成することもなく、今年も仕事に追われて1年がすぎました。子どもたちは元気に部活や学校に行き、妻は自分の趣味を楽しんでいる様子。それぞれの目標に向かっている家族を見ると、仕事ばかりの日々に嫌気すら感じます。この1年は無駄だったのでしょうか。

男性/40代

2021/12/21

Answer

歳をとると月日の流れを早く感じるといいますが、今年も残り数日に差し迫り、時の早さを噛みしめておられる方も多いように思います。あなたもこの1年を振り返り、ひとつのピリオドを打とうとしているようですね。年齢を重ねるほどに社会の厳しい目にさらされ、順風満帆な1年を過ごすことはむずかしくなってくるのかもしれません。ただ、「無駄な1年」と締めくくってしまうのはあまりにも悲しすぎます。年の瀬に気分が沈むのは分かりますが、少し視点を変えてこの1年を振り返ってみませんか。


ご相談内容に「仕事」という言葉が2回でてきますが、あなたはとても忙しい方のようですね。働き盛りの年代ですから、会社の要として任される仕事やストレスも多いのでしょう。その一方で、お子さんや奥様は部活や趣味にいそしみ、謳歌している様子が窺えるようです。なぜ家族の中で自分ひとりだけこんな思いをしているのだろうと、羨ましさを感じるのかもしれません。


そんな家族と自分では何が違うのか。その疑問を埋める答えとして「あなたとは異なり、ご家族は人生を楽しむ術も時間も持っているからです」と締め括ってしまうのは短絡的なように思います。なぜなら、その家族の幸せのもとを作っているのがあなただからです。お子さんたちが元気に学校に通い、部活動で汗を流して青春を謳歌しているのも、あなたが働いて経済的基盤を支えているからでしょう。奥様が趣味を楽しめているのも生活基盤が安定していて、夫であるあなたがよき理解者であるからです。


まずは、このことを理解して家族の幸せを守っているご自身を十分に認めてあげてほしいと思います。あなたがいるからこそ、家族の笑顔が保たれているのです。つまり、あなたは無意味に仕事に追われているのではなく、その日々があるからこそ家族は安心して生活を送ることができるのでしょう。もっとご自身が働いていることの意味を大事にしてください。


そして、もうひとつ「目標が達成できない」ということですが、実は無理な目標を立てていませんか。なぜなら、毎年目標を達成できないことでさらに自分を追い込むように少々無謀な目標を立ててしまう、ストイックなところがあるのではないかと気になりました。新年を迎えて心機一転ということで奮起することはすばらしいのですが、年が新しくなってもあなたは慣れ親しんだ「あなた」のままです。そうならば急激な変化を起こすことよりも、熟知したご自身の性格や行動を踏まえた上で、少しだけ高いところに目標を持つといいかもしれません。


ぜひ来年は今までを振り返って、少しだけハードルを上げるようなイメージで、10個の小さな目標を立ててみましょう。1年後、ご家族と一緒に微笑んでいる、あなたの姿がきっとあるはずです。

回答者

保健同人フロンティアメディカルチーム

関連するキーワード

落ち込み
本サービスに掲載される情報は、医師および医療専門職等の監修の元、制作しております。監修者一覧および元となる情報はこちらからご参照ください。
みんなの家庭の医学 アプリイメージ
アプリでも

みんなの家庭の医学

歩数ゲームやデイリーアドバイス、無料健康相談が利用可能

QRコード

※ご所属先が本サービスを契約いただいている場合のみご利用いただけます。