彼女に振られて落ち込んでいる

どのような形でも、大切な人がそばから居なくなるのは悲しいことです。大切な存在であるほどに、その人がいない日々はこころにぽっかりと穴が空いたような、虚しい気持ちになりますよね。彼女への思いが深かったからこそ、意気消沈するお気持ちは痛いほどによくわかります。とはいえ、あなたは社会人として会社から給料をもらい働いている立場ですから、プライベートな問題が仕事に影響をもたらしていることは心配です。もちろん、あなたもそれを理解しているからこそ、ご自身の内面と闘っているのでしょう。微力ながら、今のつらい時期をやり過ごす方法について一緒に考えていけたらと思います。

春夏秋冬を二人で過ごしてきたのですから、たくさんの思い出があり、何かのきっかけに思い出すとつらくなりますよね。彼女と一緒に過ごす日がずっと続くと思っていたのに、自分以外に好きな人がいると言われたことは、相当なショックだったのではとお察しいたします。戸惑い、原因を知りたい気持ちは当然だと思います。少し落ち着いた今、あなたは自分自身を責めていて、「彼女」ではなく「自分」に原因を探していらっしゃるのですね。別れの原因に心当たりがあるようでしたらともかく、いまだに見つかっていないようでしたら、もう原因探しや自分を責めることをこの辺りでやめませんか。

しかしどうしても、今抱えている思いや彼女の真意を明らかにしたいという思いが強いのであれば、直接彼女と話し合う必要性が出てくるでしょう。彼女が他の男性を好きになった理由は本人に尋ねてみないとわかりません。ただし、理由を知ることがあなたの助けになるのかを慎重に考えましょう。熟考の末、理由を知りたいという結論を出したものの、彼女と二人きりで会うのがむずかしいようであれば、友人に相談や仲介をお願いするのもひとつです。親しい人に今悩んでいることを打ち明けてみましょう。何か思いがけないアドバイスをもらえて、心救われることがあるかもしれません。

一方、すでに終わったこととして、彼女への思いを断ち切りたいのであれば、目の前にある物事に邁進しましょう。あなたの前には、幾重にも積み重なった仕事があるはずです。この1カ月間のなかで、たまってしまった仕事もあることでしょう。それを片付けることに集中し、没頭するなかで、つらいことを考える時間から少し離れましょう。冒頭で申し上げたように、悲しみが湧いてくるのは自然なことですから、仕事中に浮かんできても無理にふたをする必要はありません。寂しい気持ちをありのままを受け止めながら、今すべきことに目を向けていきましょう。

そして、さらに気持ちが落ち着いたら、周囲をゆっくり見渡してみてください。彼女は誰よりも美しい花だったのかもしれませんが、あなたとこれから出会うであろう輝く花々は、どこかで咲いていることでしょう。今はすぐに興味・関心がもてないかもしれませんが、さまざまな花に触れ合うことも大切です。その中で、あなただけの一輪の花が見つかることを願っています。