Question

引きこもりがちの従兄弟、どう接すれば?

近所に住んでいる従兄弟が、外にまったく出たくなく、誰とも会いたくないというようなことを言います。やっていた仕事ができなくなり、新しく何かをしようと思っても不安定みたいです。普通の会話はできます。これはうつなど病気が考えられるのでしょうか。いったいどういったものなのでしょうか。また、自分はどのように接すればよいのでしょう。

男性/20代

2021/12/21

Answer

詳しい経緯はわかりませんが、従兄弟はある時を境に徐々に元気がなくなり、引きこもりのような発言や不安定な様子がみられるようになった、というような状況でしょうか。近くに住んでいる従兄弟同士として、早く元気になってもらいたいでしょうし、心配ばかりが募りますよね。気晴らしの遊びに誘いたくても、どのように接すればよいのか悩んでしまうかと思います。


うつ病などに代表される「こころの病気」はたくさんありますから、従兄弟の様子だけでは何とも言えないむずかしさがあります。まずは「こころの病気」という外枠ではなく、「生活のしづらさ」に着目してあげてください。「生活のしづらさ」とは、従兄弟が何に困ってつらいと思っているのか、その影響で日常生活にどのような支障が出ているのかなどといったことになります。具体的には、何か理由があって外に出られないのか、それとも外に出たくないという気持ちが強いのかを従兄弟から教えてもらえると接し方のヒントにつながります。この2つの違いが明らかになるだけでも、今後のサポートに必要なものが見えてきます。


また、健康状態ですが、睡眠や食欲は十分に取れているのでしょうか。こころの不調と体の不調は密接に絡んでいます。こころが不安定になると体に影響し、体が不調をきたすと、ますますこころが疲弊していくなどの悪循環におちいりやすくなります。すでに体の症状が出ている場合には、かかりつけの病院や内科を受診するようにすすめてあげてください。体のコンディションが整うことが、こころの安定にプラスの作用をもたらすことがあります。


いずれにしても、まずは先入観を持たずに、従兄弟の話に耳を傾けてください。社会人として働いていると色々あります。もしかしたら仕事がうまくいかなかったことで自信を失い、すべてに消極的になっているのかもしれません。そんな時には外出して明るい人々の顔を見るのもつらいでしょうし、働いているサラリーマンを見れば仕事していない自分自身への罪悪が疼きますよね。今はそのつらい気持ちを黙って聴き、応援してくれるあなたの存在に、従兄弟は勇気付けられるのではないでしょうか。


よくうつ病の人には「叱咤激励」は厳禁といわれますが、現実につらさを感じていちばん苦しんでいるのは本人です。見守りながら、従兄弟の気持ちを理解し、共に新しい生活を組み立てる道筋を一緒に考えるお手伝いができるのではないでしょうか。

回答者

保健同人フロンティアメディカルチーム

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