職場で話す人がいない
私は趣味は充実して、人間関係にも恵まれていますが、最近転勤した今の職場では、仕事以外のことではほとんど話しかけられず、お昼休みに話そうとすると嫌な顔をされます。コロナも収まりつつあり、他愛ない話をしたい思いはあるものの、不自然なことをするのも嫌で黙って食事をしております。平日誰とも話をしないのはストレスになります。どのようにしたらよいのでしょうか。
女性/30代
2023/04/20
プライベートでは趣味が充実して人間関係にも恵まれているけれど、転勤先の赴任地では仕事以外のことを話す雰囲気がなく、モヤモヤとストレスがたまっているのですね。加えて休憩時間なのに黙々とご飯を食べるような職場では、気持ちを発散することができず、やり場のないお気持ちで困っている様子が伝わってきます。
あなたがおっしゃるように、平日誰とも話をしないことはメンタルヘルスにとってよいことではありません。仕事以外の話を誰かとすることは、気持ちのリフレッシュ、ひいてはからだの健康にも役立ちます。できれば職場でも身近な話し相手を見つけていただきたいところです。その職場で話しかけようとしたら嫌な顔をされてしまったようですが、全員が話をしたくないと思っているわけではないような気もします。もしかしたら静かな雰囲気に遠慮して、話すことを我慢している方もいるかもしれません。あなたが話したいというメッセージを繰り返し送っていれば、そのうち職場の空気もゆるんでくる可能性もあります。あきらめずにタイミングを計りながら、もう少し話しかけてみる必要があるかもしれませんね。
とは言え、職場の様子を想像すると日常会話が敬遠されるようですので、まずは仕事のことから話題を広げていくという方法が考えられます。赴任されたばかりなのですから、あなたはまだその土地のことを知らないことが多いと思います。さりげなく取引先の所在地周辺の情報をたずねたり、気になるお客様の質問をしてみると、そこから職場の様子や同僚の気持ちなどを知ることができるのではないでしょうか。まずは、相手を知るところから試してみましょう。
また、職場の人数が少なくてどうしても話すことがむずかしいようでしたら、休憩時間は外に出て気晴らしするというのはいかがでしょうか。近所のカフェや公園など、お気に入りの場所を見つけてそこでのひと時を楽しみましょう。カフェの店員さんと明るく挨拶したり、よく顔を合わせる人に声をかけたりしますと、思わぬ出会いが広がる可能性もあります。
色々試してもうまくいかない場合は、職場に多くを求めないという気持ちの切り替えも大事です。以前の職場のように親しい同僚が見つからなかったとしても、悩んだり自分を責めたりせずに、“そういう文化の職場”なんだと受け入れて仕事に臨んでください。一日の時間の多くを過ごす職場ですから、円滑なコミュニケーションを求めることは大切ですが、その職場の空気になじんでいく視点も忘れないでいただければと思います。週末や帰宅後の友人とのおしゃべりネタを集めるつもりで、職場観察をしておくこともよいでしょう。職場のドライな雰囲気に飲み込まれず、あなた自身の本来の明るさを失わないようにしてくださいね。
回答者
保健同人フロンティアメディカルチーム
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