Question
寝酒の影響
眠れない時、リラックスするためにお酒を飲むことがありますが、寝酒は良くないと聞いたことがあります。なぜなのでしょうか?
男性/40代
2023/12/21
Answer
「寝酒」という言葉があるように、睡眠薬代わりにお酒を飲む方も少なくありません。
お酒には、脳内の活動を抑制させる伝達物質を刺激する働きがあり、睡眠をうながす効果が認められています。ただし、一時的に寝つきはよくなりますが、睡眠が浅くなり途中で目が覚めやすくなる、利尿作用により夜中に目が覚めてしまう、酒量の増加による内臓への負担などのデメリットもあり、快眠にとっては逆効果です。お酒ではぐっすりと眠る事はできず、それが習慣化することは決してよいことではありません。
お酒を飲む場合でも就寝の2~3時間前で切り上げるようにしましょう。お酒の代わりに、リラックスできることとして、ぬるめのお風呂に入ったり、読書や音楽でゆったりとするのもひとつです。
また、日中を元気に過ごすことは、適度な疲労をもたらし、快眠を得やすくしてくれます。寝具の工夫や不快な音・光を防ぐなど、快眠のための環境づくりも大切です。留意点としては、“絶対に寝ないといけない”とご自身を追いつめないことです。眠れない時があっても、最初は眠りにつくというよりも、身体をゆったり休ませることを意識してみましょう。
回答者
保健同人フロンティアメディカルチーム
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