仕事のやる気が起きない日がある

入社して十数年が経ち、今後のキャリアの過渡期にいるような姿を思い浮かべました。経験とともに仕事と将来像が見えてくる時期であり、これからどうするか、改めてワークライフをつくる時期にもさしかかります。仕事に慣れたゆえにマンネリ化してしまい、モチベーションが保てないしんどさと、このままで終わらせたくないという葛藤で苦しまれているようですね。

ご自身を振り返ったときにこのようなことが思い当たるのであれば、モチベーションを上げることがひとつの改善策になるでしょう。このモチベーションの上げ方にも2つの側面がありますので、ひとつずつ一緒に考えていきましょう。

1つ目は日常的にしていることかもしれませんが、「目標を定めて達成したらご褒美を自分に与える」というもの。あなたの悩みであるミスを具体例に考えてみると、まずは「集中力を高めるためにメリハリをつけながら仕事をする」「ミスが減って首尾よく仕事ができる期間が続いたらプチ贅沢をして過ごす」などです。つまり、具体的に行動してみること、そしてその努力が報われるという達成感を自分で作り出していくということになります。身近なところから試めしてみませんか。

2つ目は、「あなた自身の仕事との向き合い方を見つめ直してみる」というもの。これは、「何のために自分は今、この職場で働いているのか」ということを考えることになります。短期的・長期的という２つの視点を持つと考えやすいかもしれません。短期的には、今の職場でどのように働いていくかを考えて、業務に関係する資格の取得や現状よりワンランク上の仕事を目指してみる。長期的には、40・50代になったときどんな働き方をしたいか、これでよかったと思える働き方や過ごし方は何かを考えてみる。考えることばかりですが、自分を見つめ直して、気付きや仕事をする心の支えが見えてきたらよいですね。

最後になりますが、天候不良や朝にやる気が出ないのは、低血圧など身体の健康状態と関連しているのではないかと気になりました。やる気がなくボーッとしてしまうときの自分の体調はどんな様子か、また、週末の過ごし方とその疲れの影響が出ていないかなどをセルフチェックしてください。身体のコンディションがよくないと、がんばりたくてもやる気が出ないということも起こり得るので、こころとからだの健康状態にもご留意ください。心身ともに健やかで、あなたらしい働き方が見つかることを願っています。