Question

子どもを心配しすぎてしまう

2人の子を持つ母親です。子どもがかわいくて仕方がないのですが、それゆえに事故にあわないか、周りの子より身長が低いのではないか、発達に遅れはないかなど不安に思ってしまうことも多いです。不安からか動悸がすることも……。どっしりと子育てをしたほうが、子どもにとっても自分にとってもよいことはわかっているのですが、性格のため、なかなか考えかたを変えられず困っています。

女性/30代

2021/12/21

Answer

お子さんの学齢が小さいと体の大きさや勉強の習熟度などが気になって、つい周りのお子さんと比較してしまい「うちの子の発達は順調なんだろうか、成長が遅いのではないか」などと心配になりますよね。動悸がするほどまでに心配されている様子が伝わってきました。まずは、不安を抱えながらも一生懸命子育てをがんばっているご自分に労いの言葉をかけてくださいね。


あなたの悩みである「心配しすぎること」ですが、これはお子さんへの愛情深さゆえのことで、母親としてきちんと育児をしなくてはならないという強い思いが、あなたをがんじがらめにしているような印象を受けました。いかがでしょうか。もし思い当たる節がおありならば、まずはあなたが理想としている母親像に近づく努力をひと休みして、少しリラックスの時間をつくりましょう。


ご相談には「どっしりと子育てしたほうが・・・」とありますが、世間を広く見渡したときにすべての母親が「肝っ玉母さんタイプ」ではないようですし、これがよい母親の条件でもありません。あなたを不安にさせてしまうかもしれませんが、お子さんから見た理想のお母さん像が必ずしも“どっしりタイプ”ではなく、“優しく受止めてくれる”“一緒にいるとホッとする”“ちょっと心配性だけど、愛情たっぷりのお母さん”タイプかもしれません。


お子さんの成長については、今は他のお子さんと比べると個人差があるかもしれませんが、これも成長とともに差が縮まってくるでしょうし、もし今は他の子に比べ小さくても、将来「昔は背が低くて、クラスの列では最前列だったのにね」などと懐かしく思い出す日がくるでしょう。そんなことを思いながら過ごしてみませんか。


最後に、将来の話に加えて今できることをお伝えしますね。どうしてもお子さんのことが心配になったなら、今まで大丈夫であったことを思い出し、こころのお守り代わりにしてください。例えば「事故にあったらどうしよう」と心配になったら「昨日も出かけて無事に帰ってきたから、今日も同じように大丈夫なはず」といった具合です。また、あなたが安心できるおまじないのようなものを作って、不安になったときにその言葉をつぶやき、安心した気持ちを作り出すようにしてみるなどもひとつです。どの方法があなたにピッタリ合うのかは試してみないとわかりませんので、色々挑戦してみてください。お子さんの成長に、あなた自身も母親として育てられる部分があるはずですから、こうあるべき、そうでない自分はだめな母親と思わずに、がんばっているありのままの自分を大切に過ごしてくださいね。

回答者

保健同人フロンティアメディカルチーム

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