甲状腺刺激ホルモン(TSH)

最終編集日:2022/7/29

ホルモンはからだのあらゆる部分でつくられる物質で、血液中の量は微量ですが、全身の機能を調節する重要な役割を担っています。なかでも甲状腺ホルモンは、新陳代謝を活性化し、基礎代謝を上げ、心臓、消化管の働きに作用するなど、生きていくうえで大事な役割を果たしています。また、自律神経のひとつである交感神経(からだの機能を活発にする)にも関与しています。この甲状腺ホルモンの産生を調整・制御しているのが、脳下垂体から分泌される甲状腺刺激ホルモン(TSH)です。
検査は、血液中の甲状腺刺激ホルモンの濃度を計測して、甲状腺が正常に機能しているかを調べます。甲状腺ホルモンの分泌量は多すぎても少なすぎても甲状腺ホルモンの合成・分泌に異変をきたし、さまざまな症状をひき起こします。その症状のもとになる甲状腺の病気を調べるうえで甲状腺刺激ホルモンの数値は重要です。


基準値

0.35~4.94 μIU/mL
出典:臨床検査基準値一覧(国立がん研究センター中央病院 臨床検査部|2021年8月)


基準値より高い場合に疑われる病気

甲状腺中毒症(バセドウ病など)、無痛性甲状腺炎など


基準値より低い場合に疑われる病気

甲状腺機能低下症、橋本病など

監修

寺下医学事務所 医学博士

寺下謙三

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