血算 <妊婦健診>

最終編集日:2022/7/29

血算(けっさん)とは血球算定のことで、血液中の赤血球、白血球、血小板などの血球の数などを調べる検査です。この検査の目的は、貧血ではないか、ウイルスや細菌に感染していないかなどを確認することです。
血色素量(ヘモグロビン:Hb)値が基準値より低いと、動悸や息切れ、疲れやすいといった貧血の症状が現れます。進行すると胎児の成長に影響が出たり、分娩時の出血が多くなったりすることもあります。
貧血の治療は、鉄分を多く含む食品を積極的に摂取する食事療法が中心になります。また、症状によっては鉄剤が処方されることもあります。
白血球数が通常より増えている場合は、炎症や感染が起きている可能性があるので薬による治療が必要になります。
血小板の数が通常より少ない場合は、出血しやすく、血が止まりにくくなるので、血小板の数を増やす治療が行われることもあります。

監修

寺下医学事務所医学博士

寺下謙三

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