暑い時期に発生する「光化学スモッグ」その症状は?
最終編集日:2023/5/18
夏になると、ときどき耳にするようになる「光化学スモッグ」。
これは、自動車や工場などから排出された窒素酸化物(NOx)と揮発性有機化合物(VOC)が、太陽の光に含まれる紫外線を受けることで化学反応(光化学反応)を起こし、有害物質(二次的汚染物質)を発生させることで起こります。有害物質のほとんどはオゾンですが、そのほかにパーオキシアシルナイトレート、二酸化窒素などの酸化性物質、ホルムアルデヒド、アクロレインなどがあります。少し難しい話になりますが、二酸化窒素を除いたものを「光化学オキシダント」といいます。
●発生したらどうする?
光化学スモッグが発生すると、大気中が白くもやがかかったような状態になります。
もしも、注意報や警報が出た場合は屋外での運動や外出は控えて、屋内に入りましょう。屋内に入ったら窓などを閉め、外気が入らないようにします。
●どのような症状が出る?
目やのどに刺激があります。目がチカチカする、涙が出る、のどが痛いなどの症状がある場合は、ただちに洗眼やうがいをしてください。
気管支ぜんそくの既往歴がある人、乳児や高齢者などは、光化学スモッグの影響が出やすいので周りの人は注意して様子を見てください。また、健康な人でも、目やのどの症状が重かったり、息苦しさや胸が苦しいと感じたりしたときは、医療機関を受診するようにしましょう。
●いつ発生する?
光化学スモッグの発生する条件としては、①日差しが強い、②気温が高い、③風が弱い、が挙げられます。これからの季節は条件が重なりやすくなるので、天気予報や注意報などを確認するようにしましょう。
監修
保健同人フロンティアメディカルチーム