サウナの健康効果は？

近年のサウナブームで新しい施設なども増え、より身近に気軽に楽しめるようになっているようです。サウナにはどのような健康メリットがあるのかご紹介します。季節の変わり目の心身ケアにも活用したいですね。

●血行促進

サウナは一般的に、室温80〜90℃程度で熱気を浴びるのが特徴です。その温熱効果で全身の血行を促進させ、体温を上昇させて発汗を促し、汗と一緒に老廃物が出されることによって爽快感を味わうことができます。また血行が促進されることで、肩こりなどの改善も期待できます。

●自律神経を整える

自律神経とは、からだを活動的にする「交感神経」とからだを休息させる「副交感神経」の2つからなり、これらがシーソーのようにバランスをとることで私たちの生命が維持されています。しかし、ストレスや運動不足、不規則な生活などによってこの調整機能がうまく働かず、自律神経が乱れがちになるといわれています。サウナによる温度刺激が、自律神経の調整機能に働きかけ、結果として自律神経を整えるといいます。

●ホルモンの働きを高める

サウナの効果は脳にも影響し、オキシトシンという幸せを感じるホルモンの分泌が促されます。オキシトシンにはストレスを緩和する作用もあり、サウナに入るとリラックスできるのはこの効果とも考えられます。

また、大量の汗をかくことからダイエット効果も期待したいところですが、サウナだけでは減量は厳しいでしょう。発汗により水分量が減少するので体重は減りますが、それは一時的なものです。ただし、からだの抵抗力や代謝を上げる効果が期待できるといわれており、適切な食事と適度な運動を生活に取り入れた上で、サウナの効果を期待するとよいでしょう。