仕事を完璧にこなそうと焦っていませんか?
最終編集日:2024/10/14
完璧主義とは、どのようなことがあっても、すべてが完璧でなければならないという考え方をいいます。完璧に仕事をこなすという価値観で行動し、最善の結果を仕事で得ること自体はよいことです。しかし、こうした考えにこだわると、かえってうまくいかないこともあります。
●仕事における完璧主義のデメリット
以下に、仕事における完璧主義のデメリットを挙げてみます。
・失敗は許されないので、仕事上の課題があってもなかなか始められない。新たなチャレンジに尻込みしてしまう。
・仕事の結果は、成功か失敗の二者択一なので、結果に至るプロセスを振り返る機会がない。上司や他人からのアドバイスや、適切なフィードバックの機会を逃してしまうことで、今の仕事が次の仕事につながらない。
・すべて自分でやらないと完璧にならないと思うので、やるべきことで頭がいっぱいになってしまう。時間が足りず、やることを考えるだけで疲れてしまう。
・自分にも他人にも完璧に行うためのチェックボックスを作ってしまう。足りないところばかりに目がいき、他人や自分も責めるので、職場の人間関係がうまくいかないことがある。
●周囲と強調しながら仕事を進める
自分一人で完璧に仕事をこなそうとせず、周りと協調しながら仕事を進めれば、それはよい意味の完璧主義になります。仕事で行き詰ったらまず立ち止まって上司や先輩、同僚から意見をもらう、やるべきことで頭がいっぱいになったら、頭のなかの整理を一緒にしてくれる人を探す、時間が足りなくなりそうなら早めに助けを求めるようにしましょう。たとえ結果がうまくいかなくても、仕事のプロセスから得た課題が次の仕事につながることこそが、仕事の成果です。
周りの人や起きている状況に適応させながら、自分のやり方をしていけばよいのです。行きすぎた完璧は「こうあらねばならない」の強迫観念になります。よい完璧主義で、仕事でのメンタルヘルスを保ちましょう。
監修
保健同人フロンティアメディカルチーム
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