けちな友人と付き合うには

友人の金銭感覚に対し、価値観の違いを感じ、今後の付き合い方などについて悩んでらっしゃるのですね。もし、友人の欠点などが気になり付き合いをやめたいと思うなら、距離を置き疎遠にするなどの対応をとると思いますので、あなたの場合、そういった欠点があっても、その友人と付き合っていきたいと考えておられるのだと思います。そのうえで、友人の価値観に合わせるべきかどうか悩んでらっしゃる、と推察いたしました。

おそらくあなたもおわかりかと思いますが、友人の価値観を変えるのは非常にむずかしいことです。あなたがけちだと感じる部分は、この先も変わらないだろうということを前提に、付き合い方を考えていく必要があると思います。

まずは、友人がけちであることにより、あなたが実際に困ることは何なのか、を整理してみましょう。文面にありました、飲み会の代金や一緒にいる時の恥ずかしさなどは、困る出来事のひとつですね。一方、仲間のお祝いを出し渋る、自分のためだけにお金を使う、というようなことは、直接あなたが迷惑をこうむることではないように思われます。

こういった、あなた自身が困ることでない部分は、あまり気にせずに、友人の性格として受け流すことも大切です。おそらく友人のよい部分も知っているからこそ、関係を断っていないのだと思いますので、誰もが持っている欠点のひとつとして捉えてはいかがでしょうか。

逆に、実際に困ると感じる部分に関しては、どの程度の迷惑がかかっているのかを考えてみましょう。確かに、飲み会などで会計に不平等感を感じることはあると思いますが、飲食した量をはかることはむずかしいですし、まったく払わないわけではないのなら、それほど大きな差額ではないように感じられます。もし、お酒を飲まない方との差などがあるようなら、お酒を飲む人と飲まない人の金額を分けるなど、友人みんなで決めてはいかがでしょうか。一緒にいる時に恥ずかしいと感じる時には、その気持ちを素直に友人に伝えてみるのもひとつかと思います。友人を責める言い方ではなく、自分としては恥ずかしいと感じるので、一緒の時にはしないでほしい、と話してみてもよいのではないでしょうか。

友人だからと言って、価値観まで合わせる必要はありませんので、あなた自身は、そのような行動はしないと考えることで、気持ちを切り替えることも大切です。ただ、あまりにも価値観が違い、ストレスを感じる場合には、いったん友人と距離を置いてみてはいかがでしょうか。少し離れることにより、友人のよい面、悪い面などをより客観的に考えることもできると思います。

よい距離感を保ちながら、気持ちのよい関係を築いていけるとよいですね。