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失語症のリハビリ。具体的な内容は?

女性/40代
2026/04/10

高校生の娘についての相談です。事故で頭に大けがを負った後遺症で言葉がうまく出てこない喚語困難が現れ、失語症と診断されました。今後、リハビリを受けるのですが、具体的にはどのようなことをするのか教えてください。

この質問への回答

みんなの家庭の医学メディカルチーム

脳卒中や外傷などによって大脳の言語をつかさどる部位が損傷し、話す、聞く、読む、書くという言語機能が障害された状態を「失語症」と呼びます。失語症の症状である喚語困難は、言いたい言葉が出てこない、物の名前が出てこないなどの状態を指します。


リハビリテーションは、言語聴覚士の指導のもとに、個別訓練や集団訓練などさまざまな形をとりながら実施されます。具体的な方法としては、CI言語療法(発話を中心に短期間集中的に行う訓練)、MIT(音楽的な要素を利用した発話訓練)、PACE(会話形式による実用的なコミュニケーション訓練)などがあります。リハビリの効果には個人差があり、状況に応じて組み合わせて行われます。

また、残された言語機能を活性化させながら、効果的なコミュニケーションの方法を身につけられる訓練が行われます。言語だけでなく、身振り手振りや絵など、ほかの方法を使ってコミュニケーションスキルを向上させる試みも行われます。


周囲の対応としては、患者さん自身でコントロール不可能な症状であることを正しく理解してあげることが大切です。

正しい言葉を発することだけにこだわるのではなく、身振り・手振りや絵などを活用しながら意思を伝え合うことを改善の目標にされるとよいでしょう。焦らず、できることを認めながら見守っていくことが大切です。


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