不安を抑えようとするほど不安が増す
人前で話すときや初めての場所に行くときなど、特定の場面で強い不安を感じて動悸や息苦しさに襲われます。「気にしないで大丈夫」と自分に言い聞かせているのですが、かえって不安が大きくなってしまいます。この不安とどう向き合えばよいでしょうか。
この質問への回答
みんなの家庭の医学メディカルチーム
不安や緊張を感じやすい傾向を持つ人は少なくありません。その人が持つ感受性の豊かさの表れでもあるでしょう。
まずお伝えしたいのは、特定の場面で緊張を感じることは、多く人に起こる自然な反応だということです。
ただ、不安が強くなって動悸がしたり、息苦しさを感じたりするのは、とてもつらいことですよね。そんなとき、「気にしなくていい」「まぁ大丈夫」といった言葉を自分にかけるのは、心を落ち着かせるよい方法です。
ただし、このときに「不安を完全になくそう」「不安を消し去ろう」という気持ちが強すぎると、かえって不安への意識が高まり、つらさが増してしまうこともあります。何かを一度意識すると余計に気になってしまいますよね。人は、意識的に追い払おうとすればするほど、その対象に意識が向いてしまう傾向があるためです。
そこで、不安を無理に消そうとするのではなく、不安が存在することを受け止めたうえで、その状態と共に過ごしてみるという考え方があります。
実践的な方法の一つとして、不安を感じたときに「今、自分はどんな状態だろうか」と客観的に観察してみることが挙げられます。例えば、「今は不安を感じている」「強さを数値で表すと10段階中いくつくらいだろう」といった形で、少し離れた位置から自分の感情を分析してみるのです。
このように自分を俯瞰的に観察することで、感情に飲み込まれず、少し冷静さを取り戻せることがあります。日常の中で無理のない範囲で試してみると、自分なりの付き合い方が見えてくるかもしれません。

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