介護サービスを受ける際の自己負担額は？

介護サービスの自己負担額は、利用するサービスの種類や所得・資産状況によって異なります。

居宅サービスを利用する場合は、利用できる「支給限度額」が要介護度に応じて定められ、支給限度額の範囲内でサービスを利用した場合は、原則１割（一定以上所得者の場合は2割または3割）の自己負担となります。支給限度額を超えたサービス利用分は全額自己負担となります。

介護保険施設に入所する場合、介護サービス費に加えて、食費、居住費が必要になります。この食費、居住費については、 本人の所得や資産に応じて「負担限度額」が設定され、認定を受けると上限額までの補助が受けられます。　

ご相談者のお母さまが単独世帯で、所得や資産等が一定以下ならば、居住費と食費の自己負担を軽減する「補足給付」（特定入所者介護サービス費）が利用できます。特定入所者介護サービス費を受けるためには、お住まいの市区町村に申請し、「負担限度額認定」を受ける必要があります。