頸椎椎間板ヘルニアの症状改善には手術が必要?
2025/12/03
頸椎椎間板ヘルニアの症状がひどくなっています。主治医からはとくに言われていませんが、手術を検討したほうがよいのでしょうか。
この質問への回答
みんなの家庭の医学メディカルチーム
首のヘルニア、頸椎椎間板ヘルニアは、背骨をつなぎクッションの役割をしている椎間板が加齢などで変性し、神経を圧迫して引き起こされる病気です。ヘルニアの突出方向によって症状は異なりますが、首や肩、腕に痛みやしびれが出たり、足のもつれ、歩行障害が起こる場合もあります。
治療は、安静と薬物療法が基本となり、多くの場合は数週間から数カ月で改善が期待される病気です。一方、症状が長引いたり、脊髄症状である歩行障害や排尿障害が現れていたりする場合には、手術が検討されます。
薬物療法では、消炎鎮痛剤や筋弛緩剤、症状によってはビタミンB製剤などが使用されます。痛みやしびれに対して有効ですが、めまい、ふらつきなどの副作用が出ることがあり、副作用が軽減しない場合には別の薬の使用が検討されます。また、痛みが強く、消炎鎮痛剤などで改善が見られない場合には、痛みの緩和を目的とした神経ブロック療法が行われることもあります。
ご相談者の場合、症状が強く現れるようになっているとのことですので、今後の治療については、主治医とよく相談されながら選択されることをおすすめします。

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