介護施設の選び方を知りたい
80代の父の自宅介護が難しくなり、介護施設への入所を希望しています。介護施設はどのように選択すればいいでしょうか。初めてのことで戸惑っています。
この質問への回答
みんなの家庭の医学メディカルチーム
介護施設には、特別養護老人ホーム(特養)、介護老人保健施設(老健)、介護医療院などがあります。また、居宅サービスでは特定施設入居者生活介護(有料老人ホーム)も選択肢の一つです。それぞれの特徴と入所条件は以下のとおりです。
●特養:原則、要介護3以上。長期入所が可能。
●老健:要介護1以上で、在宅復帰を目指す人。リハビリ重視。
●介護医療院:長期療養が必要な人。医療ニーズが高い場合に適する。
●有料老人ホーム:サービス内容や費用は施設ごとに異なる。
介護施設選びは、要介護度・医療ニーズ・生活環境・予算などを総合的に考えることが大切です。
まずは、お父様とご家族の希望、予算などの条件を、ご家族で話し合ってまとめてみましょう。
さまざまな介護施設の中から絞り込むためのポイントは次のとおりです。
●予算:月額費用や入居一時金など。
●地域:お父様の現在の住居やご家族の生活圏に近い場所など。
●希望するサービス:居室タイプ、リハビリの充実度、レクリエーションなど。
●医療対応:持病の治療や医療処置が必要な場合、対応可能な施設かどうか。
希望や条件をまとめられた上で、地域包括支援センターや市区町村の介護相談窓口などで、具体的な相談をされることをおすすめします。
希望に沿った施設をいくつかピックアップしたら、実際に見学して確認をしましょう。見学する際はパンフレットや重要事項説明書、利用契約書などをあらかじめ確認し、質問内容を整理して臨むことをおすすめします。
なお、介護施設の情報について、都道府県および各事業者からの提供情報を掲載している「独立行政法人 福祉医療機構(WAM)」のホームページもあります。あわせて活用されるとよいでしょう。

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