子どもの爪甲色素線条、経過観察で大丈夫?

2025/09/11
8歳の息子の爪に縦線ができて、皮膚科で爪甲色素線条と診断されました。メラノーマが心配なのですが、このまま経過観察で大丈夫なのでしょうか?
この質問への回答
みんなの家庭の医学メディカルチーム
爪甲色素線条(そうこうしきそせんじょう)は、1個の爪に数mm幅の線条が出現します。通常、メラニン色素の増加による色素沈着であることが多いとされています。
小児の場合は生後まもなくから出現し、しだいに広がってくることもあるようですが、消失することも多く、基本的には心配ないといわれています。
一般的には、色調や線条の幅など、大きな変化がなければ経過観察で問題ないようです。
一方、思春期以降に生じる爪甲色素線条は、まれにメラノーマであることがあるため、不整な色調かどうか、線条の幅が拡大していないかを定期的に観察し、場合によっては組織検査を行う必要があります。
また、複数の爪に色素線条が生じている場合は、全身性の疾患によることもあるようです。
主治医の指示のとおりに経過観察を行い、変化がみられたときには再受診を検討されるとよいでしょう。


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