10カ月の子どもが母乳を飲んでくれない

母乳の出が良くないせいなのか、生後10カ月の子どもがあまり母乳を飲んでくれません。無理に飲ませようとすると、かえってよくない気もしていて、どうすればよいのか途方に暮れています。
この質問への回答
みんなの家庭の医学メディカルチーム
一般的に、赤ちゃんが母乳を飲まないときには、母乳の出がよくないこと以外にもさまざまな原因が考えられます。乳首が硬くて吸いにくい、陥没乳頭などで上手にくわえられない場合もあります。マッサージで乳首をやわらかくして吸わせたり、乳房をマッサージして血行をよくしたりすることで母乳の出が改善されるケースもあります。
また、心配ごとが多いと、母乳の出が悪くなりやすいため、まずはゆったりした気持ちで授乳するとよいでしょう。お母さんの不安や緊張を赤ちゃんは敏感に感じ取ります。母乳の出がよくないときなどは、無理をせずにミルクを使用することも一つの方法です。
生後10カ月は、通常、離乳食からの栄養補給が進んで授乳回数が減り、赤ちゃんが母乳から得なければならない栄養が減る時期です。赤ちゃんの体重増加などが順調であれば、母乳量が減っていてもあまり心配なさらずに、授乳は赤ちゃんとのスキンシップを図るための時間と捉えてもよいと思います。
心配でしたら、お住まいの市区町村の保健所や保健センターへ相談されるのもよいでしょう。赤ちゃんやお母さん自身の体調、育児のお困りごとについて、助産師や保健師、栄養士などが個別の相談に応じてくれます。乳首や乳房のマッサージ方法、授乳時の抱き方、乳首の含ませ方など、実際に授乳している場面で、ご相談者と赤ちゃんに合った具体的なアドバイスをもらうことも可能でしょう。
お一人で抱え込まずに、地域のサービスを活用されることをおすすめします。


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