富士登山の最中におきた頭痛は高山病?

女性/30代
2025/07/01

富士登山に挑戦したとき、山頂の手前でひどい頭痛に襲われ下山しました。これは高山病だったのでしょうか? 今はもう大丈夫なのですが、念のため、受診した方がよいでしょうか?

この質問への回答

保健同人フロンティアメディカルチーム

高所では気圧が下がるために空気が薄くなり、空気に含まれている酸素量も減ります。その環境の変化にからだが順応できず、特徴的な症状が出現した場合に高山病と診断されます。症状はさまざまですが、多くの場合、頭痛やふらつき感、吐き気・嘔吐、疲労などが現れます。症状が出現する標高や、その高さに慣れるまでにかかる時間には個人差があり、同じ人でもそのときの体調によって症状の出方は異なります。

治療としては、下山が最良の治療になるため、速やかに低地へ移動させることが重要です。状況によっては、重症化したり、後遺症が残るケースもありますので、早期発見、早期治療がとても大切です。また、酸素を与えることも有効です。


ご相談者の場合、現時点での症状は見られないとのことで心配ないと思われますが、不安に思うことがありましたら、かかりつけ医かお近くの内科を受診されるようおすすめします。


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