口唇ヘルペスのウイルスは一生からだに残るの？

口唇ヘルペスは、単純ヘルペスウイルスの感染よって起こる病気です。

最初に感染して症状が治まった後も、ウイルスは体内から撃退されるわけではなく、神経節に潜んでいます。かぜや疲れ、ストレスなどで抵抗力が落ちたとき、強い紫外線で誘発されたときなどに、ウイルスは再活性化し、再発をくり返します。

残念ながら現時点では、口唇ヘルペスを根治させる治療法はありません。

口唇ヘルペスは水疱のある時期がもっともウイルス量が多く、人への感染力も強い時期です。感染を防ぐために人との接触には注意し、食器やタオルをほかの人と共用することは避けましょう。また、症状がないときでも感染力をもつとされています。

体力や抵抗力が低下すると、口唇ヘルペスを発症しやすくなります。再発しないためには、十分な休養や睡眠、バランスのよい食事をとり、ストレスや疲労をためないなど、免疫力を低下させないように心がけることが大切です。