子どもの歯磨き、1日に何回すればいいの？

歯磨きは、幼少期から毎食後に行う習慣をつけるのが理想的です。歯や歯ぐきに食べ物が残っていると、むし歯菌が糖質から酸を産生し、むし歯のリスクを高くするからです。

とはいうものの、お子様に歯磨きをさせるのは、なかなか大変なものです。慣れるまではお子様の機嫌のよいときに行い、徐々に毎食後の習慣にしていくとよいでしょう。

歯磨きは「回数」ではなく、食べかすや歯垢をきちんと落として磨けているかという、「質」が重要になります。

就寝中は唾液の分泌量が減り、むし歯のもととなる細菌が増えやすいため、とくに就寝前の歯磨きは、すみずみまで丁寧に磨く必要があります。忙しい育児のなかで毎食後きちんと磨けなかったとしても、寝る前の1回は、時間的にも気持ち的にも余裕をもって、丁寧に磨くように心がけてあげましょう。

仕上げ磨きを行う時間が十分にとれないこともあるかと思いますが、最初は短時間で、嫌がったらあまり無理強いせず、楽しい雰囲気で磨けるように工夫してみましょう。

どうしても歯磨きに慣れてくれない場合は、小児歯科に相談されるとよいでしょう。