膝から下の赤い斑点はIgA血管炎?

2025/05/28
膝から下の部分に、赤い斑点のような発疹が現れました。IgA血管炎という病気の症状に似ているように思うのですが、どんな病気なのでしょうか。何科を受診すればいいですか。
この質問への回答
保健同人フロンティアメディカルチーム
IgA血管炎は、皮膚の細い血管が炎症を起こすことで、さまざまな症状が現れる病気です。
下肢などにわずかに隆起した小さな紫紅色斑ができることが、一般的な初期症状です(ほかの部位にできることもあります)。この紫紅色班は指で押しても色が消えないことが特徴で、重症化すると水ぶくれ(水疱)になったり、皮がむけたりすることがあります。
皮膚症状のほか、関節痛、消化器症状(腹痛、下痢や嘔吐など)、腎臓の働きの低下によるたんぱく尿、血尿、足のむくみなどの症状が出てきます。
3~10歳くらいの子どもに好発しやすいとされており、一般的には予後の良い病気です。一方、成人が発症した場合、完治した後も再発の恐れや腎臓疾患を発症する可能性があるので、注意が必要です。
ご相談内容からは、病気の可能性や原因の特定などをお伝えするのは難しいのですが、赤い斑点という皮膚症状があるため、まずは皮膚科を受診することをおすすめします。IgA血管炎であった場合も、診療科は皮膚科になります。


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