子どもの気管に異物が入ってしまったらどうなるの？

気管に異物が入った場合の一般的な症状についてご説明します。

おもちゃ、豆などの食べ物、異物などを口に入れた際に、それまで普通にしていた子どもが突発的に咳こんだり、同時に呼吸が苦しそうになったりしたときは、気管に入ってしまった可能性があります。

異物が気管に留まることにより、気管が狭まったり、閉塞したりして、炎症を起こす場合があります。また、症状が治まっている場合でも、徐々に気管がむくんだり、異物が膨張したりすることがあり、肺炎などを起こす場合があります。数日、症状がない場合でも、気管に異物がある可能性は否定できません。

特に乳幼児では、診断が遅れることもあります。急に咳こみ始めるなど、気管に異物が入ったと考えられる場合は、気管支鏡の検査をすることが原則になっています。たとえ、その後に症状が落ち着いている場合も、念のため、小児科を受診して検査を受けることをおすすめします。