「乳糖不耐症」と思われる症状がある

2024/10/16
牛乳を飲むとおなかをこわすことが度々あり、「乳糖不耐症」の症状ではないかと気になっています。一度、診てもらいたいのですが、どの診療科を受診したらよいでしょうか。
この質問への回答
保健同人フロンティアメディカルチーム
乳糖不耐症とは、乳糖分解酵素(ラクターゼ)の欠乏により、あらゆる乳製品に含まれる乳糖が消化できない状態のことをいいます。
乳児期は乳糖分解酵素(ラクターゼ)によって乳糖が消化されますが、ラクターゼ活性は成長するにしたがって低下するため、成人になると乳糖が分解できず、乳糖不耐症を引き起こすようになります。成人の場合の乳糖不耐症の主な症状は、下痢、腹部膨満感、腹痛などです。治療としては、乳糖を含む食品、主に乳製品を避けることですが、乳糖分解酵素剤の服用が有効な場合もあります。
一般的に、乳糖不耐症の場合は、消化器科への受診がすすめられます。特に「乳糖不耐症」の専門医はいませんので、消化器病専門医のいる医療機関を受診するとよいでしょう。


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