本音で話せる友人ができない

本音で話せる友人ができないことをお悩みなのですね。

最近、孤独を感じるということですから、今よりもう少し、職場などで交わされるやり取り以上の人とのかかわりをもちたいと感じておられるのでしょうか。

本音とはよく使う言葉ですが、本音を言える相手というのは、どなたにとってもそんなに多くはないかもしれません。本音を言える相手であっても、いつも本音というわけにもいかないでしょう。

大人になればなるほど、世の中にはいろいろな考えを持つ人がいることもわかってくるので、本音を言うには学生時代以上に勇気もいるでしょうし、言わないほうがよいと判断する場面も多くありそうです。

本音を言えば、もしかしたらすっきりするかもしれませんが、言わずにいることで自分や相手を守っているという見方もできますね。

このように考えると、人づきあいの中では、本音を言えることだけが重要なのではなく、適度な距離を保ったお付き合いができることも、よい関係を築くコツともいえるのではないでしょうか。

学生時代には、大勢と飲んだり旅行に行くこともあったとのこと。学生時代であれば、同じ年代で、同じ目的を持つ人たちの集まりだったでしょうから、共通点も多く話題には事欠かなかったでしょう。

当時も本音で話せるような友人はいなかったと感じているようですが、あなた自身は、ある程度相手や集団に合わせつつも、楽しむことができる方なのだと思います。

社会人になって時間が経過すると、それぞれの生活状況にも変化が出てきますね。学生時代に集まっていた相手と、同じように集まったり、話したりすることができなくなるのは自然なことかもしれません。

SNSなども含めて、今続いている人との関係を大切にしつつ、趣味や自分の関心のある世界を足がかりに、新しい関係を作っていくことに目を向けていくのもひとつです。

いきなり話しかけるのも違う気がするということですが、自分が楽しむことのできる趣味など、共通の話題があれば、話を合わせつつでも新しいかかわりが生まれるでしょうし、その趣味自体がご自身の人生にとって有意義なものとなるでしょう。

本音の話せる友人を作ろうと意気込むのではなく、自分の生活を楽しむことを意識して、一歩踏み出してみてはいかがでしょうか。

気負うことなく自然と本音が出て、自分も相手も傷つくことなく、楽に過ごせる場所や存在ができるかもしれません。