排便後の粘液が気になる

排便後の粘液は、少量の場合なら生理的にみられますが、量が多い場合には、腸管が過敏状態にある可能性を意味します。また、便と粘液が交じって出てくる場合は、小腸などに問題があり、便の表面に付着している場合は、大腸や直腸に問題があることが考えられます。血液の交じっていない粘液のみの便は、軽い腸の炎症などでみられるようです。

何かしらの病気が原因かどうかは、問診や診察、便の検査や大腸の内視鏡検査などで医師が判断します。発熱や下痢、血便など緊急性の高い症状は伴っていないご様子ですが、治療が必要な病気がないか確認するためにも、消化器病専門医がいる消化器内科への受診をおすすめいたします。お近くに見つからない場合は、かかりつけ医や内科医にご相談ください。