ぶつけた前歯がぐらぐらする

学童期の子どもは活発に動き回るため、歯の外傷（けが）が起こるケースは珍しくありません。適切に手当しないと歯を失うことにもなりかねないため、けがをしたときの受診の判断が非常に大切です。

けがをする部位としては、乳歯・永久歯ともに、圧倒的に上の前歯が多いと言われています。ぶつけた歯に痛みや出血の症状がある、歯を損傷している場合はもちろんのこと、歯がぐらつく、しばらくして歯の色が変わってくるような場合も、早めの歯科受診が必要です。お子さまの場合、少し歯がぐらぐらするようですから、すぐに受診をしたほうがよいでしょう。

かかりつけ医以外の他院を受診することをためらわれているようですが、まずは現在の歯の状態を診てもらい、処置を急ぐ必要があるのかどうかの診断が必要です。診察した医師が明日以降の処置でよいと判断すれば、かかりつけの主治医による治療を希望していることを伝えるとよいかと思います。