Question

胸部X線検査の所見「両肺尖部胸膜肥厚」とは?

健康診断の胸部X線検査の項目に、「両肺尖部胸膜肥厚」と書かれていました。これはどういった所見でしょうか? 今後気をつけたほうがよいことなどがあれば教えてください。

女性/50代

2024/07/26

Answer

胸膜は、肺を包む膜のことで、膜の厚みが増した状態が胸膜肥厚です。両肺尖とは、両方の肺の上部を指し、この部分に胸膜肥厚がみられたようです。

胸膜肥厚は、細菌やウイルスなどによる炎症が治ったあとの所見であることがほとんどで、通常は心配のないものと考えられています。多くは、知らず知らずのうちに炎症を起こし、治っていることが多いです。


しかし、治癒したあとなのかがはっきり判断できない場合には、判定医の判断で再検査、要精密検査、要受診(要治療)などと記載されているはずです。まずは、健康診断の判定結果をよく確認なさってみてください。経過観察の判定の場合であっても、3カ月後など期間が明記されている場合もあります。


もし、再検査や要精密検査など受診の指示があれば、呼吸器科または内科でもう少し精密な検査を受ける必要があるでしょう。

生活面で特別、気をつけることはありませんが、できるだけかぜなどをひかないよう注意し、今後も定期的に健康診断を受けることが大切です。また今後、せきが長く続くなど、何らかの症状があれば、早めに医師に相談してください。

回答者

保健同人フロンティアメディカルチーム

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