Question

劇症型溶連菌「人食いバクテリア」の予防方法は?

ニュースなどで、「人食いバクテリア」と呼ばれる溶連菌が増えていると耳にします。その感染源や感染経路はどのようなものでしょうか? 防ぐ方法はありますか?

女性/30代

2024/07/02

Answer

ニュースなどでよく耳にする“人食いバクテリア”とは、「劇症型溶血性レンサ球菌感染症」の別名です。

一般的な溶連菌感染症では、急性扁桃炎(のどのかぜ)などの症状を引き起こしますが、抗菌薬の服用によって軽快します。

しかし、劇症型溶血性レンサ球菌感染症の場合は、発熱やのどの痛みなどの「かぜ」のような症状、手足の痛みや腫れなどの初期症状から、数十時間以内に急速かつ劇的に症状が悪化し、多臓器不全や筋肉周辺組織の壊死などが生じることがあります。生命にかかわることさえあるので、注意が必要です(30%の死亡率とされています)。


感染は飛沫や接触で起こり、上気道や創傷(皮膚などの傷)からの感染がありますが、感染経路が不明な場合もあり、また、なぜ劇症化するのかも解明されていません。


したがって、手洗いやうがい、マスクの装着といった一般的な感染予防をしていただき、免疫力を下げないように、バランスの良い食事や十分な休息をとることが重要です。

もしも、かぜの症状が悪化したり、傷口が腫れたり膿んだりする場合は、すぐに医師の診察を受け、早期発見・早期治療を心掛けましょう。劇症型溶血性レンサ球菌感染症は、急激に症状が急激に進む場合があるため、慎重な対応が必要です。


※2024年7月2日時点の内容です。

回答者

保健同人フロンティアメディカルチーム

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溶連菌感染症
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