海外赴任の際、携帯するとよい常備薬
来月から海外支社へ赴任することが決まりました。海外だと日本のように病院にかかることが難しいので、常備薬としてもっていったほうがよい薬があれば教えてください。
男性/30代
2024/06/22
国によってそれぞれ事情は異なりますが、一般的な常備薬のリストは以下のとおりです。
(1)解熱鎮痛剤・かぜ薬
(2)胃腸薬:胃腸の状態によって、健胃消化薬、制酸薬などがあります。最近ではこれらを組み合わせた総合胃腸薬が便利です。
(3)下痢止めや便秘薬、整腸剤など
(4)必要時、乗り物酔い予防薬
(5)外用薬:オキシドールなどの消毒薬、傷薬の外用薬、湿布薬(消炎鎮痛薬)、かゆみ止め(虫刺され)、目薬など
(6)器具(衛生材料など):体温計、ガーゼ、綿棒、ばんそう膏、包帯、ガーゼをとめるテープ(メディカルテープ)など
常備薬は、医者にかかるほどでもない軽い病気やケガのためのもの、医者に診てもらうまでの応急処置のためのものです。
揃えるものは、その家庭の生活環境や家族構成によって当然変わってきます。日本国内であれば、まず薬局の薬剤師からアドバイスをもらうようおすすめします。
どうしても海外で市販薬を購入・使用しなければならなくなった際には、服用前に添付文書をよく読み、慎重に対処しましょう。使用量はおもに欧米人向けなので、日本人が服用する場合、適宜、減量が必要になることがあるので注意しましょう。
海外で市販薬を購入して、使用する場合には、さまざまな危険性があり、市販薬で健康を害することがあっても、その責任の所在は不明確です。また、保障が得られない可能性もあるため、慎重な判断が必要です。なるべく医師の処方を受けることをおすすめします。
もし、日本国内で内服している処方薬がある場合には、まず主治医に相談し、海外でも入手しやすいような標準的な薬を指定してもらい、処方箋や紹介状をもらっておきましょう。
回答者
保健同人フロンティアメディカルチーム
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