Question

母を亡くした甥にどう接すべきか

兄の奥さんが不慮の事故で他界して3カ月がたちました。甥はまだ小学生です。毎年誕生日にはプレゼントをもって訪問していたのですが、今年はどうするべきか迷っています。訪問したとしても、悲しみを抱えているであろう甥にかける言葉がみつかりません。

男性/40代

2021/12/21

Answer

ご相談者自身も身近な親族を亡くされ、まだまだお気持ちが落ち着かないことでしょう。お兄様も愛する人を失って悲嘆にくれており、お子さんを支えることもままならず、親としての機能を果たせずにいるかもしれません。


小学生の年代の子どもは、親の能力を自分の一部として生きてきています。子どもにとって親を失うことは、自分の一部を失うことに等しいものといえましょう。甥御さんは、人は死ぬものだとはわかってはいても、自分の身に起きたことや自分の感情を言葉にして表現することはまだむずかしいかもしれません。


また、残された親に気を遣い、自分の悲しい気持ちを抑えつけてしまうこともあります。このように、親を失った子どもは複雑な心理状態にありますので、周囲の大人がしっかりと向き合って支え、子どもの気持ちに寄り添うことが重要です。


毎年誕生日に訪ねてくれる叔父さんは、甥御さんにとって身近で優しい存在の大人であることでしょう。いつものように甥御さんに誕生日のプレゼントを渡すことで、ご相談者が変わらず甥御さんの側にいることを示してあげてください。


いまの甥御さんにかける言葉がみつからないのは当たり前のことです。言葉はなくても、プレゼントを渡すときに甥御さんの頭をなで、肩にそっと手をおき、握手をするだけでも気持ちは伝わります。「話をしたくなったらいつでも電話してね」などと声をかけてもよいでしょう。


「いい子にしていてね」「お母さんが悲しまないようにがんばって」といった励ましの言葉をかけるのは、ぎりぎりのところで自分を保っているであろう甥御さんには、温かい言葉として受け止められないこともあります。


甥御さんから出てくる言葉や感情を待ち、言葉や気持ちがあふれてきたときは、たとえそれがやり場のない怒りであったとしても、しっかりと受け止めて分かち合ってください。そして、大人同士も同じように支え合ってくださいね。

回答者

保健同人フロンティアメディカルチーム

本サービスに掲載される情報は、医師および医療専門職等の監修の元、制作しております。監修者一覧および元となる情報はこちらからご参照ください。
この回答はいかがでしたか?

関連するキーワード

喪失感
みんなの家庭の医学 アプリイメージ
アプリでも

みんなの家庭の医学

歩数ゲームやデイリーアドバイス、無料健康相談が利用可能

QRコード

※ご所属先が本サービスを契約いただいている場合のみご利用いただけます。