朝のウォーキングは食前と食後のどちらがよいか

ウォーキングについては、食前と食後のどちらも運動効果があることがわかっています。

食後1時間くらいの時間帯に運動すると、血液中のブドウ糖を消費して、食後の高血糖が改善されるといわれていますし、食前に行うと運動中により多くの脂肪を燃焼できて、食事の体熱産生が高まるなどの効果があります。

健康づくりのための運動は、継続が重要です。どのタイミングで行うにしても、運動は長く続けることでメリットがありますので、自分が実行しやすい時間帯がもっとも効果的と考えられます。今のライフスタイルに合わせて、続けやすい時間帯に行うのがいいでしょう。

注意点として、朝に運動をする場合は、起床後はからだがまだしっかり目覚めていない状態のため、特にウォームアップを十分に行う必要があります。また、心臓の持病がある、血圧が高い、過労があるなどの場合は、起床後間もない時間帯の運動は控えたほうが安心でしょう。

また、運動前に食事をとる場合は内臓の負担を少なくするために、量を加減したり、油など消化に時間がかかる食品は控えめがよいでしょう。