お見合いで断られ、自信がもてなくなった
結婚している友人からご主人の知り合いの男性をお見合い相手として紹介されました。自分もそろそろ結婚したいと思っていたので会うことに。とても気さくな男性で話が弾み、おつき合いをしてみたいと思っていた矢先、先方からお断りの連絡が。断られた恥ずかしさとともに、自分に自信がもてなくなってしまいました。もう結婚できないかもしれません。

女性/20代
2021/12/21
先方より理由なく断りの連絡があったとは、とてもショックでしたね。理由がわかれば、対処のしようも少しはあるかもしれないですが、でも理由がないとなると「なぜ? あんなに話が弾んでいたのに……」と戸惑っておられるのではないでしょうか。自分のなかに理由をあれこれ探して、自分に自信がもてなくなり、思い詰めて「もう結婚できないかもしれない」などという思いにまで至っているのではないかと思います。
そもそもお見合いというシステム自体に限界があります。短時間で結婚についてYESまたはNOの判断を迫られる非常に制約の強いものです。その判断は、その時の状況やお互いの気分や体調にも影響され得るものです。たった1回の交際で知り得る情報は、あなたのごくごく限られた一部分にすぎません。そのきわめて限られた情報のなかで、その方は何らかの事情により、断るという決断をされただけのこと。単に「ご縁がなかった」だけなのです。
一方で「気分一致効果」という言葉があります。そのときの気分と同じような記憶が想起されやすくなったり、その時の気分に合った情報や事柄に目を向けやすくなったりする心理のことです。落ち込んだ気分のときは、過去の落ち込んだ気分のときに味わったマイナスの出来事ばかり思い出してしまう。つまり、今、あなたはネガティブな記憶に不当にアクセスしやすくなっていて、それゆえに、ますますネガティブな気持ちが強くなり「もう結婚できないかもしれない」とまで思い込んでいるのかもしれません。これでは、正しい評価や判断はむずかしいですよね。
そのようなときは落ち込んでいる自分に「それは単なる思い込みにすぎないよ」と声をかけてあげましょう。心と体はつながっています。例えば、よく寝ておいしいものを食べれば、不思議と気分が晴れるもの。「なーんだ、男なんて星の数ほどいるんだ」と当たり前のことがみえてくるものです。あなたは、どんな人と人生を共に歩んでいきたいですか。あなたが選ぶくらいの気持ちで、とりあえず、今は楽しく自分磨きに専念してみるのもひとつかもしれませんね。この機会にじっくりと思いを巡らせてみませんか。
回答者
保健同人フロンティアメディカルチーム
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