Question

兄弟げんかの注意の仕方

1歳と3歳の兄弟がいます。お兄ちゃんと遊びたい弟は、長男によくまとわりついたり、読んでいる絵本を取ったりすることがあり、嫌なことをされたと感じた長男が、とっさに突き飛ばしたりして危ないときがあります。長男に悪気はないのですが、どのように注意するのがよいでしょうか?

女性/30代

2024/05/19

Answer

弟さんがお兄ちゃんのあとをついて行ったり、物を横取りしたり、兄弟間ではよくみられる光景ですね。お子さん同士では力加減がわからず、危険な行為になってしまうことも多々あることと思います。

お兄ちゃんからしたら、突然遊んでいたものを横取りされ、何らかの抵抗をしようとする行動をとってしまうのは無理もありません。「嫌なことをされたとき」に、いじわるではなく、そのときの素直な気持ちが行動に出ているのでしょうね。


子どもへの注意の仕方について、いくつかご紹介いたします。

●子ども自身が迷わないように短くわかりやすい言葉を使いましょう。

●好ましくない行動がみられたら、すぐに叱るか、あとで叱るか判断しましょう。危険なときや他人に迷惑をかけるときはその場で伝えることが大切ですが、内容によっては少し時間をおき、自分で気づいてもらうほうが有効な場合もあります。

●危険な行為があれば、冷静にきっぱりとその場で伝えるようにします(道路に飛び出そうとしたときなど)。

●子どもの目線で考えてみます。背景がわからないまま注意することがあると、子どもは理解できないときがあります。なぜそうしたのか、子どもの話をまずはよく聞くようにしましょう。

●感情的になりそうなときには、深呼吸をするなど、ひと呼吸おいてから、落ち着いた口調で伝えましょう。


どのお子さんにも共通するのは、経験を通して、少しずつ学び、成長していくということです。いけないことは「いけません」「だめですよ」を根気よく、くり返し伝えていくことが必要だと考えます。また、その理由についても、子どもにわかる言葉で、丁寧に話されるといいでしょう。

回答者

保健同人フロンティアメディカルチーム

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