手の指と爪の一部が緑に変色している
手の爪の一部が緑っぽく変色しています。考えられる原因は何でしょうか?
女性/30代
2024/05/17
指と爪が緑色に変化する場合、細菌などによる感染が懸念されます。爪や皮膚に色がつく病気は多く存在するため、特に明確な原因として思い当たるものがなければ、早めに皮膚科を受診することが必要とされています。
爪が緑色に染まるのは、一般的に緑膿菌という細菌による感染が主な原因です。緑膿菌は腸内細菌の一種で、湿った環境を好みます。また、日ごろから水仕事(炊事など)が多い人は、爪カンジダ症(カビの一種)などを伴いやすくなります。爪囲炎を伴い、押すと痛みがあります。
爪が浮き上がってきている場合は、浮き上がっている部分を爪切りで除去し、患部を乾燥させ、抗真菌薬を塗布します。緑膿菌による場合、軟膏の塗布などをしなくても自然に治癒することも多いようです。
もし爪の上に付け爪(スカルプチュアネイルやジェルネイル)がある場合は、取り除き、患部をできるだけ乾燥させるようにしましょう。また、爪の表面に変色があれば、ヤスリなどで表面を少し削り、軟膏を塗布すると改善することがあります。薬の選択は原因によって異なるため、医療機関で処方してもらう必要があります。
上記の対処で症状がよくなることがあるものの、ご自身で爪の処置を行うと、傷ができて、かえって症状が悪くなる可能性もあります。
原因がはっきりわからないため、患部を清潔にして乾燥させておき、経過をみて皮膚科を受診されることをおすすめします。なお、痛みがあるときや症状の広がりがみられるとき、爪の処置を行うことで症状が悪化するようなときは、早めの受診がよいでしょう。
医療機関を受診するまでは、マニキュアや酸・アルカリなどに触れないようにし、水仕事などは極力避けましょう。
回答者
保健同人フロンティアメディカルチーム
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