部分的に足の感覚がおかしい

感覚が鈍くなっている症状の原因としては次の可能性が考えられます。

・脳血管障害などよるもの

・整形外科疾患によるもの

・糖尿病や甲状腺の病気など内科的な疾患によるもの

・一過性の血管や神経の圧迫によるもの

そのほか、特別な原因がない場合もあります。

腰痛などもみられるようであれば整形外科的な問題、ほかの症状がないのであれば大腿神経など、神経の問題によるものが考えられます。

整形外科的な問題の場合は、からだを動かしたときに痛みを感じることが多く、起き上がったり、からだの動きを止めたり、安静にしているときに痛みは軽くなっていきます。起床時に痛みの症状が出ることもあります。通常、時間の経過とともに痛みの症状は徐々に改善することが多いです。

末梢神経の問題であれば、運動と関係なく、しびれの症状がみられます。 デニムのような硬い生地のズボンをはいてしゃがみ、長時間圧迫することで、しびれや感覚の鈍さが起こる場合もあります。

感覚の鈍さの悪化や、広がりなどの変化がみられた場合は、早急に神経内科の専門医に診察をしてもらうことが大切です。受診の際はご相談者の状況をよく理解していただくためにも「いつから」「どんなふうに」「どの程度」「どのくらいの間にどのくらいの時間続くか」「どのような状況で」「症状を軽くまたは悪くするような因子はあるか」「主症状に伴う別の症状があるか」などを伝えるとよいでしょう。