自己中心的でプライドが高い同僚にイラつく

解決の目途を見い出せずにストレス状態が持続し「気にするだけ時間の無駄だから考えない」と自分に言い聞かせてみても、なぜか頭から離れずにイライラがひどくなるばかり。おつらい状況ですね。

少し話が変わりますが、禁じれば禁じるほど、そのことに注意が向いてしまうという経験はありませんか。不思議なことですが、よくあることです。もし、そうであれば、ここは「考えてはダメ」と自分に禁じる代わりに、いっそのこと「気になるのは当然」と気にしている自分を認めてしまいましょう。そのほうが楽になります。

「アイツの身勝手さにイラついているんだよな」と認めてあげる。そして、それによって少しでも気が楽になれば、何がそんなに自分をイライラさせるのかを冷静に考える余裕ももてるようになります。

自己中心的な人、プライドが高い人が妙に鼻につくという傾向は、もしかしたら、ご自身はその反対の性格。つまり常に周囲に気をつかい、自分を抑えて謙虚に生きてきたことの証拠なのかもしれません。往々にして、人は自分と正反対の生き方をしている人に複雑な感情が喚起されてしまうものです。

そうであれば、このイライラは何かを暗示しているのかもしれませんね。所詮、人は人、自分は自分なのだから、もっと自分を大事にしていいのだよ。自分の気持ちに素直に生きていいんだよと。

ただし、やはり上司には相談してみましょう。相手が上司に気に入られているかどうかは関係ありません。職務を遂行するうえで支障になることがあれば、会社のためにも、相談してしかるべきです。同僚の悪口を言うのではなく、具体的に何にどう困っているのか、どうしたいのかを1人で抱え込まずに、率直に相談してみることをおすすめします。