セカンドオピニオンは転院と違う?
今、受けている治療法とは別の方法を主治医から提案され、戸惑っています。セカンドオピニオンを受けたいのですが、これは転院とは違うのでしょうか?
女性/50代
2024/05/11
セカンドオピニオンは、治療や検査を受けるにあたり、担当医以外の医師の意見を参考にして、診療方針を決定することを指します。自身の担当医から診断や治療方針の説明を受けたものの、迷っている場合や、いくつかの治療方針が提示されてどれを選べばよいか悩んでいる場合、また他に治療法はないかと考えているときにセカンドオピニオンを利用します。
セカンドオピニオンの結果、その医療機関で治療を受けることはありますが、主治医が了承していない場合や転院が目的の場合には、セカンドオピニオンの対象とならないことがあります。
転院とは異なり、主治医の診断や治療方針に関しての意見を提供することが目的なので、主治医からの情報提供書、血液検査や病理検査・病理診断などの記録、CTやMRIなどの画像検査の結果やフィルムなどが必要になります。セカンドオピニオンを求められる側の医師は、これまでの検査データを通じて患者さんの状態を客観的に評価し、適切な助言を伝えるためのとても重要な情報となります。
セカンドオピニオンを受ける際には、複数の医師の意見を聞き、どの診断・治療方針を選択してよいかわからなくならないよう「自分の病状、進行度、なぜその治療法をすすめるのか」などについて、最初の担当医の意見(ファーストオピニオン)を十分に理解しておくことが大切です。
そのうえで、セカンドオピニオンを受けるときの一般的な手順は、以下のとおりです。
1.主治医の説明に不明な点があれば質問しておく
2.主治医にセカンドオピニオンを希望する旨を伝える
3.セカンドオピニオンを聞く医療機関を探し、問い合わせる
4.主治医に情報提供書など必要書類を準備してもらう
5.セカンドオピニオンを受ける
6.納得できる治療方法を選ぶ
7.結果を主治医に報告する
回答者
保健同人フロンティアメディカルチーム
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