Question

カンジダ腟炎を繰り返している

カンジダ腟炎になりやすいようで、1年のうちに数回、治療を受けました。カンジダ腟炎の予防法はありますか?

女性/20代

2024/05/10

Answer

カンジダ菌は常在菌なので危険なものではありませんが、カンジダ菌の増殖は、女性ホルモン(エストロゲン)とも密接な関係があるといわれ、おりものの変化など、症状が出る場合には治療が必要となります。からだの抵抗力が落ちるとカンジダ菌が増殖し症状が出やすくなるので、再発を防ぐためには、症状がなくなっても治療を中止せず、医師の指示に従い、根気よく治療を続けることが大切です。


抗菌薬、副腎皮質ステロイド、経口避妊薬などの薬物を服用しているときや血糖値が高いときは、カンジダ腟炎(腟カンジダ症)が起こりやすくなります。

性交や接触でもうつることがあるため、カンジダ腟炎をくり返すことはよくあります。そのおもな原因としては、治療が完全でなかった場合のほか、パートナー(おもに陰茎の冠状溝)にうつったカンジダが再度移行する場合があります。


再発しやすい病気のため、以下の注意点を守り、体内常在菌のバランスを崩さないようにしましょう。

●医師の指示のもと、ご自身の治療と同時にパートナーも治療を受け(陰部:陰茎の冠状溝付近に軟膏を塗るなど)、治療中は性交を避けます(あるいはコンドームを使用する)。

●通気性のよい下着を身につけ、高温多湿を避けることで、カンジダの発育を防ぎます。

●治療中や治療前後は、いつもよりも心身の疲れを極力回避し、抵抗力を高められるように、主食、主菜、副菜がそろったバランスのよい食事を三食、規則正しくとるようにします。

●生活のリズムを整え、睡眠不足にならないように気をつけましょう。

●からだを清潔に保つことは大切ですが、腟の抵抗力が弱まってしまうため、必要以上に洗浄しないようにします。


次回受診の際には、疑問に思うこと、治療の見通しなどについて主治医に伺ってみるとよいでしょう。


回答者

保健同人フロンティアメディカルチーム

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