Question

夫の料理が口にあわない

産後でからだが思うようにならず、生活面で夫にいろいろとフォローしてもらっています。そのことにはとても感謝しているものの、夫の料理がどうしても口にあいません。面と向かって言うわけにもいかず、モヤモヤしています。

女性/30代

2023/07/01

Answer

相手が自分のためによかれと思ってやってくれていることに、実はそれが自分にとってうれしくないことなのだと伝えようとすると「相手を不愉快にさせるのではないか」「自分が嫌われるのでは」「自分のわがままではないか」などの考えが浮かぶかもしれません。


こういうとき、波風を立てないように何も言わずに我慢し続けると、爆発してしまうことが往々にしてあります。また我慢し続けるうちに、疲弊しきってしまうことがあります。でも相手は「早く言ってくれればよかったのに……」と思うかもしれません。自分の思っていることを相手にうまく伝えるのは、信頼できる人間関係をつくるうえで、非常に重要なことです。


自分の意見を相手にうまく伝えるには、自分と相手の「両方」を尊重することが大切です。今回の件でいえば「こんな料理、食べられない。何でわからないの?」などと言ってしまうと自分だけを尊重していることになり、何も言わずに自分だけが我慢すると、相手だけを尊重することになります。「両方」を尊重するということは、自分の気持ちも無視せず、相手の気持ちも大事にしながら伝えるということです。例えば「料理をしてくれるのはすごくうれしいけれど、体調がまだ完全ではないから口にあわないことがある」というように伝えてみてはいかがでしょうか。


「自己主張」というのは、誰もがもっている権利です。また、誰もが他者に理解してもらいたいという気持ちをもっています。まずは、自己主張してもよいのだという認識をもちましょう。ただし、相手も自己主張する権利があるので、予想外の返答が返ってくるかもしれません。伝えたいことが誤解されてしまうこともあるので、それを受け止める覚悟も必要です。それらを経て、よりいっそう信頼できる人間関係ができていくのではないかと思います。

回答者

保健同人フロンティアメディカルチーム

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