Question

娘との距離が縮まらない

16歳の娘がいます。共働きなので、娘が就学前までは妻と交代でよく面倒をみていました。イクメンとまではいいませんが、同世代の父親よりは子どもとの時間を大切にしていたと思います。ですが、次第に仕事も忙しくなり、子育ては妻に任せきりに。中学生になったころ、反抗期の娘に手を焼く妻の様子をみて、つい手をあげてしまいました。すぐに娘に謝ったのですが、それからというもの、娘との関係がこじれてしまいました。どうすればいいでしょうか?

男性/50代

2021/12/21

Answer

娘さんが中学生になったころ、ご自身の仕事が忙しくて一緒に過ごす時間もあまりなく、反抗期の娘さんとの関係がこじれてしまったと感じているのですね。

反抗期の娘さんとあなたはこれから、娘さんとどのような関係でありたいとお考えでしょうか。お気持ちやお考えを整理するのに、このご相談が少しでもお力になれればと思います。


どういった関係を築いていきたいかにかかわらず、まずは娘さんとのコミュニケーションを増やすことから始めてみてはいかがでしょうか。コミュニケーションを増やすには、娘さんのことを知る必要があります。奥様にも相談し、最近の娘さんの様子や興味のあること、がんばっていることを知ることから始めましょう。話しかけるタイミングなど、アドバイスをもらうのもいいですね。


少し心の準備ができたところで、天気や最近の出来事など何でもいよいので、共通する話題を見つけて、娘さんに話しかけてみてください。最初からうまくいかなくても気になさらず、短いやり取りから始めてみましょう。娘さんが話を始めた際には、その話を否定せずに、関心をもって聞くことを心がけます。父親が自分の話を真剣に聞いてくれると感じたら、娘さんも少しずつ心を開いてくれるかもしれません。会話をするなかで娘さんの変化や成長を見つけられると、ご自身も手ごたえを感じられることでしょう。


こういったやり取りを通して、ご相談者が娘さんを大切に思っていること、必要なときにはサポートをしたいと思っているということが、娘さんにも伝わっていくのではないでしょうか。


幼いころと同じような関係、というわけにいかないのは当然です。一方的に教えたり導いたりする関係から、互いに異なる個性をもった一人の「人」として尊重しあい、対等に話ができる関係へと、親子の関係は変化していくものだと思います。母親とは違う視点や考えをもつ身近な大人としての父親は、娘さんにとって心強い存在になることでしょう。むずかしく考えすぎずに、じっくりと新しい関係をつくっていってください。

回答者

保健同人フロンティアメディカルチーム

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