両隣の歯の神経を抜かずに前歯を治療したい
欠けた前歯の治療についてです。主治医によると両隣の歯の神経を抜いてブリッジをするとのことですが、できれば両隣の歯の神経を抜かないで治療したいです。アドバイスをお願いします。
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男性/30代
2024/04/21
欠損または欠けてしまった歯の治療には、ブリッジのほか、差し歯、インプラント、部分入れ歯などの選択肢があります。前歯の治療で行われるのはブリッジやインプラント、土台が残っていれば差し歯の選択肢があり、それぞれにメリットとデメリットがあります。
前歯のブリッジの治療で歯の神経を抜くことは多くはないですが、両隣の歯の向きがあちこちに向いていて歯並びがよくないような場合は、ブリッジをかける両隣の歯の神経を抜く可能性があります。向きがさまざまな場合、歯を削ることで神経がむき出しになったり神経を痛めたりして、あとになって痛みが出る場合があるからです。
しかし、これから長く使っていく大切な歯なので、できる限り、神経を残した治療がすすめられています。理由は、神経を抜くと栄養がいきわたらなくなって歯が弱くなるからです。30代の人の場合、50~60代以降に根が弱くなってくる可能性があるので、神経を抜かずに済む歯の形状であれば、神経を残す方向で検討していただくことをおすすめします。もし、頭の部分だけが欠けたのであれば、差し歯の選択肢もあると思います。欠けた前歯がない場合や大きく欠けているのであれば、インプラントまたはブリッジがよいでしょう。
主治医の説明から納得のいく治療が受けられない場合、歯は今後長く使っていかなければならないため、慎重に治療方法を選択したほうがよいので、ほかの医療機関を受診する方法もあると思います。
一般的にブリッジは、健康な両隣の歯を削るのですが、削る工程でまれに歯の神経を傷めたり、あとから炎症を起こす可能性があります。仮に炎症が起こって長引くことになれば、神経を抜く治療が行われるようです。
今一度、主治医から神経を抜く理由についてよく説明を受けられることをおすすめします。
回答者
保健同人フロンティアメディカルチーム
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